緊急時の報道体制について

2be3f7833959d2c2ebe4b926b948a58b_s

つい先日、近畿地方を中心にして大規模な地震が起こりました。当日、私は家で出勤に備えての準備をしていたのですが、ドスンという強い縦揺れを感じた途端、家の中の様々な物が床へ投げ出されるのを見る以外に成す術はありませんでした。前の震災程いは被害は出ませんでしたが、食器類を中心に相当な損害を被ったのです。

余震を気遣いながら、別の部屋のテレビを点けるまでざっと1分はかかってでしょうか。NHKは朝の連続ドラマを中止して地震関連の報道に切り替わってはいました。

動揺した心が少し落ち着いて来ると、緊急地震速報を耳にしたのは縦揺れを感じてからだったことを思い出しました。

見ていたテレビはひっくり返り、電源が抜け落ちて用を成してはいなかったので、1分の空白がこれほど大きくて長いとは思いもよりませんでした。

毎度のことですが、地震発生直後は各地の震度の情報から報道されますが、震源地が大阪府の北部であったということを知ると不安が増しました。

「もしかすると大阪がやられたかも」。

2年前の鳥取地方を襲った地震の際は偶然、震源地の近くを車で走行中であり、赤信号で停止していた時に強い揺れを感じたあの時と同じ気分でした。

映像で見る限りは、映し出された大阪の市街は格段の異状は見当たらず、2年前と同じく杞憂に終わったことに安堵はしましたよ。

時間が経過するにつれ、各地での被害状況が伝わって来て、マグニチュードが5.9(後に6.1に修正)であり、人口過密地帯の間際で起こった最大震度6弱の大規模地震にしては被害が小さいかも、と思えるようになりました。

でも、人的被害はやはり皆無ではありませんでした。

小学校沿いのブロック塀が倒壊して、小学生の女児が巻き込まれたという報道に仰天したのですが、他にも地震の犠牲者についての報道を耳にする毎に23年前の悪夢が思い起こされずにはいられなかったのです。

所属組織の安否確認と欠勤の報せを試みている間、一つ大きな点を感じずにはいられませんでした。

それは同じニュースばかりを繰り返しているという点でした。

発生直後ならわかります。でも午後に入った頃でもひたすら同じ内容のニュースばかりが繰り返されるという姿勢には疑問を持たざるを得ませんでしたね。

定点カメラをフルに駆使して、重要拠点(交通機関・官公庁・報道機関・駅構内・空港・大規模商業施設・ライフライン等)のライブの状況がもって具体的に知ることができたならなあ、と思いました。

情報が少ないというのも理解はできるのですが、ドローン等をもっと上手く利用して空撮はできなかったのでしょうか。

必要とする情報が手に入らない苛立ちを久し振りに感じましたたね。

昼過ぎに部屋の整理が一段落つき、PC環境と電話が無事だったことを確認できると、電気・水道が無事だったことと合わせて幸運だったなという自覚が初めて湧いていましたよ(ガスだけは夕方まで使えませんでした)。

組織も全員の安否と設備の無事が確認できたと連絡が入り、一安心することができましたが、夕方になっても報道の姿勢が変わらないことに腹立たしくなってきました。

これを良い機会として、体制の見直しを提言したいですね。

最後になりますが、地震の犠牲になられた方々へ哀悼の念を捧げると同時に、一日も早い災害からの復旧を心の底からお祈りしていることを書かせていただきます。